学資保険を考えましょう

学資保険


そもそも学資保険とは、何のために必要とするもの?
言うまでもないかもしれませんが、あれこれ考えているうちに「貯蓄目的」のみに偏ってしまいがちになる事があります。
しかし、あくまで学資保険とは、一定金額を自動的に積立することができ、保険契約者(親)が万一のときに、以後の保険料の払い込みが免除され、満期保険金や祝い金、死亡保険金等が受けられる保険です。親に万一の事があっても、子供の学費の一部は保険でカバーしましょう!という保険である事を忘れてはなりません。
そう考えると、学資保険でなくとも貯蓄型の終身保険を利用しても良いかも?と考える方もいらっしゃると思いますが、ハイ。その通りです。
「貯蓄重視」であれば他の保険を利用しても全然問題ありません。「xx保険」のxxという郵便局や保険会社が都合よく付けただけの名前に拘る必要はありません。

「xx保険」という名前に惑わされず様々な保険を上手く利用しましょう。

ちなみに「貯蓄目的」と「貯蓄重視」は別物です。
「貯蓄目的」なら保険に拘る必要は全くありませんので、他の金融分野も視野に入れて考えてみましょう。(保険の返戻率は、たかだか数パーセントの上乗せ。いくらデフレの時代が続いているとはいえ、物価の上昇が数十年先まで「0」という事はありえませんので、数パーセントの上乗せ程度で、貯蓄目的とは言えません)

「貯蓄重視」は、あくまで万一の時の保障を保険でカバーしながら、貯蓄率の高いものを選択するという事です。 貯蓄に拘るあまり本来の保険としての役割をおろそかにしては本末転倒なお話になりますので、ご注意ください。



学資保険は大別すると保障重視の学資保険/貯蓄重視の学資保険の2種類になります。

まず、貯蓄重視の学資保険
学資保険の定番とも言える保険です。教育費を確実に計画的に積立でき、受取る保険金が支払った保険料の総額を上回る(返戻率100%超)のが最大の魅力でしょう。
(※ご契約内容や特約により異なります)
プランによっては、進学時の祝い金なども受取ることができますので、お金が何かと必要な時期に助かります。万一、契約者である親が死亡もしくは重度障害となったときには、それ以後の保険料が免除されます。もちろん満期保険金や祝い金などの保障はしっかり受取れます。
貯蓄重視の保険のため、お子さまがケガや病気になられても医療保障がなく、お亡くなりになられた場合の死亡保障や育英年金もありません。

保障型の学資保険
貯蓄型の学資保険に、お子さまの医療保障・死亡保障・育英年金などを付加した、手厚い保障が魅力の保険です。(※ご契約内容や特約により異なります)
積立だけではなく、充実した保障が付加されていますので、その分の保険料が上乗せされています。そのため、満期保険金が支払った保険金額を下回る(元本割れ)可能性があります。また、契約者(親)が加入している生命保険と保障内容が重複しているケースも多く、必要以上に保険料の支払いをしている場合もあります。しっかり確認しましょう!
しかし・・ 子供の保険はそんなに必要でしょうか?
「学資保険はあくまで子供の学費のため」と割り切るべきではないでしょうか。ただ、十分な収入があり続けるならば話は変わりますが、現在の生活費に余裕が無いなら尚更、子供の保険重視より子供の学資+親の医療保険等を重視すべきかと思います。
少なくとも「貯蓄重視で加入したつもりが保障重視の保険だった」という事が無い様に、しっかり調べてから加入するようにしましょう。

学資保険の役割
「親に万一の事があっても、子供が最低限の教育を受けることが出来る保険が、学資保険の役割」ですが、実際、積立できる金額としては、一般的には「100万円〜200万円」程度です。 しかしながら、一般的に教育費の総額は「1,000万円〜2,400万円」程度は必要(幼稚園から大学まで国公立へ進学した場合、私立に進学した場合、文系や理系の選択等で大きな差がでてきます)と言われてますので、学資保険に加入したとしても『大学の入学金+α』程度という事になります。
それでも、やっぱり自動的に積立を行なえるというのは便利です。最初から無いお金だと割り切る事により、いつのまにか学資用として貯蓄ができているというのは大きな魅力だと思います。あればやっぱりついつい使ってしまいがちになりますので、生活上、その時に必要なお金を優先してしまう貯蓄が苦手な方には特におススメです。


当然、学資保険だけでは全てをまかなえません。親に万一の事があった場合、生命保険等に入っていなければ残された家族は生活に窮する事になりますので、生命保険は別途【必ず】加入しておきましょう!
保障重視の学資保険 貯蓄型の学資保険に、医療保障・死亡保障・育英年金などを付加した、手厚い保障が魅力の保険です。多くの保障重視型は子供の医療保障+元本割れの積立てだと覚えておきましょう。
貯蓄重視の学資保険 学資保険の定番とも言える保険です。教育費を確実に計画的に積立できます。受取る保険金が支払った保険料の総額を上回るのが魅力です。「学資保険」という名前に惑わされないようにしましょう。

当サイトお薦めの貯蓄重視で〔学資目的の保険〕は、あいおい生命:低解約定期保険や東京海上日動あんしん生命:長割り定期保険等の生命保険を利用する事。注意すべき点は〔利率変動型保険〕ではなく〔定期保険〕です。冒頭に記載したように、貯蓄目的ではなく、あくまで貯蓄重視の保険なのでリスクが無いように返戻率を固定させましょう。将来、金利が上がれば増える仕組みという不確定要素の高い謳い文句に惑わされてはいけません。(将来の金利が今と同じなら定期保険の方が数%返戻率が高くなります)
人それぞれ様々な生活スタイルがあるため「絶対」とは言えませんが、返戻金のみを考えた場合は、間違いなく低解約〔利率変動型保険〕や低解約〔終身保険〕ではなく・・低解約「定期保険」がオススメです。

例えば「あいおい生命 低解約定期保険 100歳保障」とソニー、アフラック等の人気の高い貯蓄重視型学資保険を比較してみてください。計算が難しい場合は,中立的立場のFPに無料相談してみてください。(※ただし、低解約定期保険は中途解約した場合、かなり減額されます)

実は低解約タイプの「定期保険」は法人向けに扱われる事が多い商品です。実際、私自身、いくつかの保険専門店で「通常、法人向けで扱われる商品なんですが・・」と言われた経験があります。保険代理店にしてみれば利益が少ない商品のため、積極的に進めてこない「かも」しれませんが、大丈夫です。個人でも契約できます。逆にこういった隠れた良い商品を薦められるFPは利益後回しで客の立場に立った良心的な方かもしれません。

学資保険「限定」で返戻率が高いものを探してはいけない 良い例だと思います。

ちなみに最も利用者数が多いと言われている郵便局の学資保険は「貯蓄重視」なら話になりません。返戻率が悪すぎて、私なら絶対お薦めしません。